2021年9月7日火曜日

目線で波長を整えるアプローチ

最近、目を使ったアプローチを患者さんに教えさせていただいています。「オステオパシーで体を整えていき、さらに自分でできることはありませんか?」 この質問は、ほぼ施術後に聞きます。


目線で波長を整えるアプローチ

目線を使い効果的なやり方を、お教えします。{治療院での教えている内容と同じです}.
体がもう一度固まってくる原因の一つに、
1、交感神経の緊張の高まり 
2、ストレス     
があります。この1、2もオステオパシーの施術では対処しているのですが、ご自身でストレッチや可動域を増やす練習をするときに目線からのアプローチを使うとより効果的です。

例えば、肘の屈伸で伸ばす動きがいきずらかったとします。その際、 

1、 目で肘を5秒ほどじっと見ます。

2、目で視線を送ったまま、ゆっくりと屈伸を行います。

3、屈伸を行う際、視線を外さないようにします。5、6回ほど行います。

単純にいうとこれだけなんですが、肘が伸びなかった方が綺麗に伸びたり、姿勢も変わったりします。脳からの司令と、筋肉からの動く動作のトレーニングかなと私は思っています。
あと、「動きにきずく」ということがポイントかなと思います。 

漠然とする動作の質が、肘のみでなく、肩を上げる動作や、広げる動作、股関節を曲げる、広げるといった大きな関節に行い練習すると変化がわかりやすいと思います。

注意点

注意点としては凝視しないことです。 目力が強すぎると、脱力ができなくなるのでうすーく見てあげるといいと思います。
筋肉のトレーニングもたまに私はやるのですが、このやり方をやるとすごくスムーズにできます。 我慢して、ガンガンやると軸がずれたり力んでしまうのでよくないようです。 

目線は、気持ち、念が入りやすいポイントなので、目線を軽やかに使うことは普段の生活で対人関係を良くすることにもつながります。目力は弱すぎてもダメで、強すぎても疲れます。

一度お試しください。




 

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2021年9月2日木曜日

脳梗塞のオステオパシーによる早期治療{オステオパシー的検査編}

 本日のケースは、脳梗塞の患者さん でした。

来院された際、ご家族から「お茶飯を持てなくなったのですが治療できるでしょうか?」との質問からでした。


行きつけの病院で聞いたところ、首の神経の問題か、脳梗塞が疑われますが精密検査をしないとわからないため、大きな病院でテストを行うとの事でした。

来院され症状を見て動きのテストをしていきます。

テストの種類

1、手の回内、回外運動がうまくいきません。

2、手のグーパーも弱く、

3、紙を掴んだまま保持することもできませんでした。

4、さらに首の動きも見ていきます。首を痛い側に逸らし上から圧迫する神経根のテストがあるのですが、これにも痺れが強く出て陽性です。

色々とテストで引っかかる場合、どこがメインか決める必要があり下に書いた「オステオパシーの触診・検査」を行います。

5、左右差、可動域、圧痛、組織の異常{筋膜や神経の浮腫、引っかかり、リンパの流れの異常} などを見ていきます。

違和感はどこにあるか

ここが経験値が必要なところですが、丁寧にみていくと原因の場所は他の場所とは違った``違和感``といいますか、全体から外れたところが感じられます。

大体の上手なオステオパシーの先生はこういったところがうまく、すぐわかります。上手な治療家は、「触診、診断が的確」です。

その逆のケースの治療家はまだ、発展途上の先生でしょう。私はまだ、学び中ですw。

頚椎からか、脳梗塞の後の動きの悪さからか、はっきりしないところですが、、動きの評価をしていくと手首、肘からバランスを取ることで肩甲骨と首の可動性が広がることがわかりました。

実際に動きを患者さんに行ってもらい、筋肉が動いていない筋、靭帯から治療することもあれば、その動きの悪さを出す骨の歪みから行うこともあります。

筋肉、靭帯、骨の質感が変わり弾力性があり、リフレッシュしたような爽快な状態に変わってくると治療完了です。症状がなんであれ、経験上この感覚が出ると身体は変化していきますし、そんな可能性を秘めていると思っています。 


肘から全身のバランスを取るよう圧迫や歪みを取り、頚椎、頭蓋骨の歪みと一通りバランスを取っていくと交感神経系がキリキリと緊張したところが解け溶けていき、大きな深呼吸をされているのに気づきました。


結果

うまくいきました。手の回内・回外、グーパーの動き、紙を掴む握力、頚椎のテストが回復しました。家でのお茶碗を持つ動作もうまくでき、今も継続来院中ですが経過は順調です。

こういったケースではご家族が気付くのが早く、早期治療ができれば後遺症は最小限で済みます。自分の内からの治癒力が働いたケースです。

 

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