2025年9月29日月曜日

メラトニン産生をあげ内側から綺麗になろう!

 体を効率良く休ませ、美容的にも健康になるにはどうすればいいか、その一つの考えにメラトニンをよく作ることが考えられます。


メラトニンの産生と分布|腸と松果体の二重の役割

メラトニンといえば「睡眠ホルモン」としてよく知られていますが、その合成と働きは意外に奥深いのです。

🌙 どこで作られるのか?

  • 松果体(pineal gland)
    夜になると活性化し、血中のメラトニン濃度を上げ、睡眠と覚醒のリズムを整えます。

  • 消化管(腸クロム親和性細胞)
    実は腸でも大量に産生されており、その量は松果体の数百倍に及ぶともいわれています。

つまり、メラトニンは「脳のホルモン」であると同時に「腸のホルモン」でもあるのです。

🔬 濃度の分布

研究によれば、

  • 末梢静脈血 < 門脈血 ≒ 肝臓内という濃度勾配が存在します。

これは、腸で作られたメラトニンが門脈 → 肝臓を通過し、そこで代謝・調整を受けるからです。

⚙️ 生理的な役割

局所作用(腸・肝臓レベル)

  • 腸の蠕動運動を整える

  • 胆汁分泌や肝代謝の調節

  • 抗酸化作用による肝保護

全身作用

  • 睡眠と覚醒リズムの調整(松果体由来が中心)

  • 免疫機能やホルモンの調整

    肝臓の動きなど、内臓自体の動きを出すことはオステオパシーは得意分野です。ご相談ください。


ヨガで松果体の活性化

メラトニンを自然に引き出すには、ライフスタイルや呼吸法が鍵となります。

  1. 光と暗闇のリズムを整える

    • 松果体は「網膜 → 視交叉上核(SCN) → 交感神経 → 松果体」という経路で光情報を受けています。

    • 夜の深い暗闇で瞑想やヨガニドラを行うと、メラトニン分泌が促されます。

      ヨガニドラ(Yoga Nidra)は、直訳すると「ヨガの眠り」ですが、ただの睡眠ではなく「深い意識の休息状態」を指します。以下の方法で、深い休息に導きます。

    • 屍のポーズ(シャヴァーサナ)で横になる

      • 完全に体を脱力させる姿勢。

    • 段階的な意識誘導

      • 体の各部位の感覚に注意を向ける(スキャン瞑想)

      • 呼吸や音、イメージに意識を向ける

    • 呼吸法(プラーナヤーマ)

    • 交互鼻呼吸:自律神経を整え、松果体リズムを安定させる。


      左右交互に行う呼吸や、吸う、吐く、止めるといった休息を混ぜ行うクンパカ呼吸など最近は朝晩、やっています。

      やってみるとお腹には、力がみなぎり、我が家の子供たちは柔道をやっているのですが、あまり力を入れずにも相手を崩しやすくなります。力任せでなく、武道的体の使い方を日常的にも手にいれたい方にもおすすめです。

      #長崎市 #鍼灸 #整骨院

      #オステオパシー 

      #抗がん剤副作用

      #副作用緩和ケア

      #がんサポート

      #がん治療中でもできること

      #がん治療と鍼灸

      #がん治療とオステオパシー

      #自然療法

      #鍼灸でサポート

      #オステオパシーケア

2025年9月19日金曜日

古い記憶はどこにあるのか?

記憶は、内的な情報ですがどこに保存されるんでしょうね。



今回、病院に入っている時に古い記憶がパッと出てくることが何度かありました。

不思議な感覚ですよね。ひょっとした香りや、見える景色、光の具合によって以前の記憶が蘇ったり、歌や声が蘇ったりします。



人は、記憶の種類によって記憶する場所が違います。まず解剖的に見てみます。


 記憶形成初期 は海馬(側頭葉内)**が大切です。

長期にわたって定着すると、大脳皮質(特に前頭葉・側頭葉・頭頂葉の広範囲)に分 散、保存されます。


 手続き記憶(体で覚えるスキル)

などは、認知症になってもまだ覚えていることが多いですね。自転車の乗り方、楽器の弾き方、武術の型など。

主に 小脳・大脳基底核 に保存されます。

私のおばさんは少し認知料が入っていますが、習字は素晴らしく覚えています。

私の子供2人ともに厳しく、姿勢、止めはねなど教えてくれ、長男は初段を取れる手前まで来ました。


 情動記憶

強い感情を伴う記憶(トラウマや大切な人との思い出など)。

扁桃体 が関与して「記憶に色づけ」をしている。



「古い記憶」はどこに保存されるか?

 新しい記憶:海馬に依存

 古い記憶:

 時間が経つにつれ、海馬から 大脳皮質(特に前頭前野・側頭連合野) へ再配置される(これを「システム的記憶固定化」と呼びます)。

 だから 古い思い出は「皮質」に広く分散保存されている と考えられます。

 一方で、情動の強い記憶は「扁桃体の活動」で強固に残りやすい。



記憶は「どこか1か所に保管」されるのではなく、脳全体のネットワークに散らばっている。

古い記憶は「個別の映像」ではなく「意味・感情・身体感覚」と結びついた統合的な痕跡として残っている。


だから懐かしい匂いや音で一気に昔の情景がよみがえるのは、嗅覚皮質や感覚野と海馬・扁桃体の連携が働くからです。




オステオパシーでは、解剖学的に海馬や、扁桃体、大脳、小脳といった部位別、またその部分と全体とのバランスによって見ていきます。この全体性を、頭蓋治療のサザーランド先生は私たちはTide、潮流によって動かされていると言いました。


記憶というのは、内的な情報で、私たちを取り巻くこの「Tide,潮流」とも関係がありそうです。


 子供の頭の歪みであっても、抗がん剤で辛い状態であっても、認知症であっても、その人自身の全体のつながりがある動き、機能的なバランスが取れているとオステオパシーでは良い状態とみなします。



ただ、強いお薬を受けたり、怪我で固まったり、ストレスで固まったりするとなかなか本来の動きへと戻れないのも事実です。そういった力があるのに、発揮できなくなります。

今回の抗がん剤を受けることで、お薬の良い面と体の機能的バランスへ与える影響についてよく体感できました。

オステオパシー的にいうと、本来の潮流、Tideから引き離された状態になってしまいます。



私たちは、この内なる道具の使い方を教わっていないので、使い方が分からなくなっています。創始者のスティルは、人には内なる薬があります。 といっていました。

そこへのアクセスの仕方、使い方がわかると

いい生き方、いいリハビリ、いい人付き合い、乱れても中心へ戻るやり方がわかってくると思います。


今回は、オステオパシーの概念的なものについて少し触れて見ました。



#長崎市 #鍼灸 #整骨院

#オステオパシー 

#抗がん剤副作用

#副作用緩和ケア

#がんサポート

#がん治療中でもできること

#がん治療と鍼灸

#がん治療とオステオパシー

#自然療法

#鍼灸でサポート

#オステオパシーケア

2025年9月13日土曜日

抗がん剤治療3クール目:改めてオステオパシーでできること

 抗がん剤治療3クール目終わりの回顧録です。


 抗がん剤治療は、何度やっても慣れることはありません。

細胞そのものの活動を停止させ、骨髄での活動が停止し、酸化活動を促す抗がん剤は体には大きな負担です。

今回はいつもより、体のデトックスが進んだぞと、意気揚々と臨みました。1回目より2回目、2回目よりより3回目の今回より負担、吐き気、体の重さ、辛さがきついものでした。

ただ、腹部の腫瘍箇所を触診すると以前のように腫れたり、突っ張る感じは減り可動性も上がっているので確実に何かの変化を起こしているようです。


 自分で鍼灸治療、弟からのオステオパシーの治療、三井温熱療法という温熱期による温熱治療も日々おこなっていました。

あと、長崎の小浜や雲仙に抗がん剤が終わるといつも、湯治で一泊で訪れるのですが、、温泉に一日4、5回はいるのですがその後に、鍼やオステを自分で行い休憩します。 これ以上体は、施術しても動かないなーというところからさらに温泉に入ると治癒力を足してもらうような感覚でもおう少し施術ができ頭蓋が内側から動きバランスをとるのです。

自然の力、不思議ですね。。






一次退院中の普賢岳登山・・

がん細胞も自分の中の一部であり、そこを排除する{手術}だけでなく、その外部環境、ガンを取り巻く環境を整えるのが大切と今回は改めて気づきました。同時に、うまく体を整え西洋医学で体を助けられる必要なオペはすべきだと素直に感じました。


 私たちテニスで膝を怪我したら、関節、筋組織が損傷を受け、そのパターンを作ります。オステオパシーでは病変と言います。この病変を、そこと関係する原因のところまで、組織を通し感じ、考え、話しかけ解消していきます。

オステオパシーの目的は、体と関与する自然との調和といわれます。

痛いところをほぐす、揉むではなく、そこを起こす流れ、代謝、内臓、以前受けた記憶されたショックな状態{心理的、外傷的にも}、こう言ったものをぐるっと引きまとめて全部バランスをとっていきます。


 今回はその原点を考え、体験を持って感じる機会とポジティブに体調が戻りつつある今考えています。 この体験は、いろいろな病で辛い方と共通の感覚もあるでしょうし、施術として返していけると思っています。


もうひとがんばりです。たまに応援のメールを頂き励まされています。もう少し頑張っていきます。






#長崎市 #鍼灸 #整骨院

#オステオパシー 

#抗がん剤副作用

#副作用緩和ケア

#がんサポート

#がん治療中でもできること

#がん治療と鍼灸

#がん治療とオステオパシー

#自然療法

#鍼灸でサポート

#オステオパシーケア