2019年12月11日水曜日

膵臓癌末期の方の症例:オステオパシーというサポート:長崎

膵臓癌の治療の機会

今回、膵臓癌で末期と病院よりつげられた身内の治療を行う機会がありました。
以前より治療を行う機会があったものの、きずいた状態ではすでに肺、リンパと転移され
病院を最初受診したときは余命は数か月といわれたのが、、2度目の受信では余命1か月余りといわれたそうです。

もう、抗がん剤も投与できないといわれ、体力もかなり弱りぎりぎり歩けるほどの状態でした。顔色も悪く、腹部は触れるだけで痛みが出ていました。食欲はほとんどなく、この3か月ほどで10キロやせたそうです。
身体のバランスを見ると、肝臓、腎臓の腫れが強く、右の足背動脈、右総頚動脈の動きが特に悪くリンパの流れが滞っていました。腰も、仙腸関節や骨盤自体ががちがちに固まり
歩行が困難です。 呼吸も浅く、頭蓋仙骨の動きもあまり感じられず治癒力がかなり落ちた状態です。

治療の経過とオステオパシーでできること

治療院までご家族に連れられて順調に歩いてこれる状態に3回目にはなり、顔色もパッと見た時で違ってきました。腹部の緊張はまだ強く、触れられない状態です。
肝臓の腫れがやはり強いです。肝臓の緊張があるうちは、どうも体全体の炎症が抜けないようです。肝臓の治療を毎回行います。

治療を重ねるにつれだんだん、肝臓表面自体の緊張から奥の組織の弛緩が感じられ、肝臓、脾臓、胃、膵臓といった関連する臓器と動きがまとまって出てくるようになっています。 腹部臓器全体の動きが、でてきたと同じ時期、7,8回目ほどでしょうか、腹部を触ってもあまり痛みが出なくなっていました。
食欲も出てきて、本人の自覚としても膝、腰の痛みはかなり違うとの感想もいただけました。10回目ほどには体重も2キロ増え戻ってきています。食欲も出てきて、お寿司、和食、中華と以前食べれていたものがまた食べれるようになっており生活自体が楽になってきているそうです。

病院で、あとひと月と言われその後、ご家族はとても大変で、治療院に連れてくるのも
大変だったと思います。ですが、特に娘さんの協力が大きく、もうすぐ病院で言われた1か月は過ぎようとしています。

今回私自身もすごく学ばせてもらい、了承を得てブログに乗せてもらっています。
今回は、特にご家族がオステオパシーをうけて体調がよくなった体験もあるため、試し治療することができました。私自身、今年までの学びがいろいろとあったお陰で効果が出ていると思います。
身体の軸、歪み、病変をもとにバランスをとっていくメカニカルなオステオパシー
だけでなく、その人の健全、全体のバランスが取れている身体、健康な呼吸といった治癒力、バイオダイナミクスオステオパシーの勉強は、今回のようなケースには特に役に立ったと思います。


西洋医学と違うサポートとしての選択

西洋医学でこれ以上は、治療ができないといわれている状態でも、身体自身の本来のリズム、内からの治癒力がでてくる状態にオステオパシーでもっていくと身体は健康な状態へと導いてくれるようです。
病名にかかわらず治療をオステオパシーはおこなうという意味が今回は体験としてわかりました。








お問い合わせなどはこちらからどうぞ。
http://www.ibukiken.com/contact/

にほんブログ村 にほんブログ村 健康ブログ オステオパシーへ
にほんブログ村 にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
にほんブログ村 にほんブログ村 健康ブログ 代替療法へ
にほんブログ村 ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村