2020年4月1日水曜日

末期がんの方の治療

去年から定期的に見ているがん患者の往診治療に先日行ってきました。
余命1か月と告げられてから、オステオパシーを受けに来られ6か月ほど元気になり出歩けるようになりました。
その後体調が崩れ、往診治療を始めました。

今回の往診治療で、8回目くらいでしょうか。
穏やかな表情で、部屋の空気も澄んでいます。

ただ、患者さんの呼吸が浅く呼吸、肋骨の動き、背骨から頭蓋への動きが不十分なことが見てわかります。 このような、状態の時にできるテクニックはシンプルな交感神経の緊張を下げる肋骨の緊張をとるやり方をやりました。
肺が動き、呼吸器に空気が入り、リンパが流れ出すのを感じます。
内側から、大きな波のような動きが発生して患者さんの呼吸が最大になるのを感じます。
ひとつのリリースです。
さらにそれが体全体を穏やかに包んでいくような感触を得ました。

ある意味、ガンという生命のバランスポイントにある患者さんはすごく反応が正直です。
苦しんで、重く、家族もつらい状態になる選択をすることが一般的には多いと思います。

症状がよくなり、ガンが消える選択をする場合もあれば、 今回のように家族との繋がりを取り戻しみなでベッドのそばで笑いあう時間を取り戻す選択をする場合もあります。

オステオパシーを学ぶものとしてできることは、そういった本人の症状を含めた生命力を高め本来の道のりに乗る手助けをすることだと思います。

腕を磨き日々精進です。










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