2009年3月31日火曜日

アレルギー治療のお話

最近、オステオパシー治療に新しく加えて行っている、NAETという治療法があります。
この治療法に惹かれたきっかけは私自身のアレルギー体質を改善したいという思いからです。わたし自身もともと、ほこりや、ダニなどにアレルギーをもち、慢性鼻炎に昔から悩まされていたのですが、今年はアレルギー治療を受けかなり改善したのです。オステオパシーでは、臓器ににかかったストレスや過去の傷跡などを開放することはやりますが、栄養面からのアレルギーに対するアプローチはありません。

そこへの斬新な切り口がNAETという治療です。
多くの患者さんにオステオパシーと、NAETのアレルギー治療を並行しておこない、明らかに体質改善という意味では結果がいいです。からだが持つ、体液の透明度や、脳脊髄液の流れのスムーズさがちがい、
●患者さんからも眠りの質の変化
●肌のあれの変化
●はなのつまり
●からだの軸の変化
●花粉症がよくなった
といった声もいただきました。

現在は従来の治療に、まぜておこなっているため純粋にアレルギー治療だけの枠ではないためこれからさらに研究し、受けやすい金額設定でアレルギー治療専用枠も設けていくつもりです。




NAETとは
NAET(N=Nambudripad,A=Allergy, E=Elimination ,T=Techniques / ナムブドゥリパッドのアレルギー除去テクニック)は、アメリカの内科医である、Dr.デビィ・ナムブドゥリパッドが、西洋医学、カイロプラクティック、キネシオロジー、東洋医学、等の知識とテクニックを組み合わせて独自に開発した治療システムです。
分子栄養学という分野があり、人を構成する栄養素や微量元素にアレルギーがあると何らかの病を引き起こすというものです。そのような病の裏側にある栄養素とアレルギーとの関係を掘り下げていくのがNAETともいえるでしょう。

副作用の無いやさしい治療法なので、赤ちゃんから、高齢者までどなたでもNAETを受けることができます。現在、何らかの治療を継続されていらっしゃる方は、その治療と平行しながらNAETの治療を行うことも可能です。


<NAETの特徴>
NAETは、急性のつらい症状を治すことに大きな効果を発揮します。さらにNAETが優れている点は、根本的な体質改善をはかりながら、現在、身体面に起きている問題を解決していくことと同時に将来、さまざまな病気にかかるリスクを減らす治療法でもあります。
患者さんの慢性症状の程度によって効果が現れるまでに個人差がありますが、一般には数ヶ月で症状の変化が確認できるでしょう。およそ週1回の頻度で、約半年~1年程度、通院していただきながら、現在抱えている身体面の問題を解決していくのと同時に、根本的な体質改善のための治療を進めていきます。
体質改善の治療ステップとして、まず、身体が正常に機能するために最も必要な15の基本的な栄養素(自律神経バランス、卵、カルシウム、ビタミンC、ビタミンB,砂糖、鉄、ビタミンA,ミネラル、穀物、塩、イースト、酸、アルカリ、ホルモン)を、順を追って治療していきます。さらに必要な栄養素や食品、様々な化学物質や環境物質、感情面に反応している時は、これらの項目を随時、追加していきます。


<NAETの治療方法>
NAETの治療自体はとてもシンプルです。初めに特定の物質に対してアレルギーがあるかどうかを調べるため、疑わしいアレルギー物質を患者の手に握ってもらい、治療者が患者の腕の筋力の強さでアレルギーの有無を判断します。これを筋力反応検査といいます。
初めて筋力反応検査を受ける方は血液検査もせずに、この方法でアレルギーを見つけることが可能なのか?と疑問を持たれることでしょう。

従来、医療機関で行われている血液検査は即時型アレルギーを見つけ出すには優れた検査法ですが、非即時型タイプのアレルギーについては現在の血液検査では見つけ出すことができません。しかし、NAETは非即時型タイプのアレルギーでも、アレルギー反応を示す時には、筋力反応検査で腕に十分に力が入らないことをご本人が検査を通して納得していただけると思います。

アレルギー有りと認められた場合、患者にそのアレルギーを引き起こす物質を手に握ってもらったまま、治療者が患者の脊髄に沿った経絡上のツボを押圧し刺激を与えていきます。そうすることで、脳はその物質を無害だと認識するようになり、アレルギー反応が起きなくなります。再び、患者の腕の筋力の強さをチェックし、開始前に比べてアレルギー物質を持った時に腕の筋力が強化されていれば、その日の治療は終了です。

1回にかかる治療時間は、30分~1時間程度です。まれに反応が強いアレルギー物質を治療する時には2時間近くかかる場合もありますので、通院の際には時間に余裕をもってお出かけください。
基本的には1日に1項目です。遠方からお見えになる方は、4~5時間の間隔を空けて2~3項目進める場合もありますが、その方の体力に合わせて行いますので、体力が低下している時には1日1項目しかできないこともあります。


<食事制限>
治療が終了した後、その日に治療した栄養素を含む食べ物を25時間、制限します。通常は、25時間を過ぎれば制限は解除されますが、その物質にとても強く反応している場合は、もう少し制限時間が長くなることもあります。どのくらいの制限時間が必要かは、治療の際、治療者が患者の身体に確認した上で制限時間をお伝えします。


<最後に>
一般に認識されている以上に、多くの方が日常的に摂取する食べ物にアレルギー反応を起こしてます。そのため、食物アレルギーに対する自覚が無い方も、NAETの治療を進めていくうちに、他の治療では改善されなかった症状が消失するなど、体調が良くなることを実感されるケースが多くみられます。
日頃、体調が良かったり悪かったりを繰り返すこと自体、アレルギーを引き起こす物質を知らずに繰り返し触わっていたり、摂取したりすることによって起きている反応かもしれません。NAETの治療によってアレルギー物質を除去することができれば、二度とその物質をいつも避ける必要がなくなりますので、アレルギーを治す治療法においては積極的な治療法といえます。

冒頭にも記載しましたとおり、NAETは、アレルギー体質を根本から治していきますので、将来的にも他の病気にもかかりにくくなるメリットがあり、真の健康づくりにおおいに貢献します。いろいろな治療法を試しても症状の改善が見られなかったという方には是非お試しいただきたい治療法です。



naet japanのHPです。受ける前、受けた後にぜひ一読ください。
http://www.naetjapan.com/

治療後のアレルギー治療を持続させるための、手足のマッサージの紹介
http://www.naetjapan.com/contents/Gate.pdf

アレルギー治療のあとの食事制限表
http://www.naetjapan.com/contents/MealLimit.pdf


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2009年3月8日日曜日

足の不安定性{バレリーナの場合}




最近、解剖図に書き込むことが可能になってきたので☆、症例を解説していきたいと思います。
問診メモ
・20代女性 
・バレリーナ
・バレエの練習の際 捻挫を何度もしたことがあり、いまでも、捻挫癖がある。
・もっと足首から安定しておどれるようなりたい! 

こちらの女性は、捻挫癖があることで来院されましたが、 生理痛や、頭痛といったものにも悩まされ 下腹の冷えが強く 脈は尺脈がふれずらい 腎虚の状態でした。
{以下オステオパシーのメカニカルリンクで調べたもの}

主要病変 母指基節骨の圧縮

 優位病変 1、胸椎8、9の可動制限
 優位病変 2、距骨、舟状骨の可動制限

去年からバレエをやっている方をみることがおおかったのですが、
この方にみもみられるよう トーシューズをはいて 踊っているためか、指先の圧縮病変がたいへんおおくみられます。
それとともに、足首の不安定性。股関節の違和感というようにのぼっているようです。
 また、中心軸を意識する運動すべてにいえることで、胸椎の7,8,9レベルの使い方{引き上げ}がとても難しいのですが、その理由はこのレベルの堆骨は連続してグループで動きやすいためです。
背骨を引き上げる感覚と中部胸椎は関わりが深いといえるでしょう。
この方の、指先の圧縮は強く 施術のたびに違和感は変わってきているとおっしゃってくれていたのですが、5回目でほぼ足の不安定性はとれたそうです。





このように、足先の圧縮は中部胸椎の病変へ、ひいては胸骨のつまりとも深く関連してきます。よって足先からの調整を行うことで、上の状態も整ってくることになります。
首の痛みや、肩の凝りなどでも 施術の際 末端部をみることにしているのはこういった関連性によります。

なにかスポーツをされるとき、足首のみでなくさらに指のストレッチをされると怪我の防止にもいいと思います。

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