2019年9月4日水曜日

腸をつよくすると病にはならない:東洋医学からみた身体

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田中保朗先生のセミナー

長崎出身の田中保朗先生のセミナーに参加してきました。本を多数出版しており、一時期はテレビによく出ていた漢方の先生です。
鍼灸の同業者の企画で参加してみたのですが、本当に体を病より治すことに情熱的だということがひしひしと伝わってきました。

治るために必要なことは

腸内環境を整える

1、東洋医学で整える

これに対し先生は、漢方が症状に対しすぐに対処できる医療であるといいます。
特に腹診は日本で発達した漢方、鍼灸のやり方ですがこの「腹診」を用い、どういった漢方が当てはまるのか調べていきます。
一種類のみ飲み続けるといったことはせず、体の変化に応じ量を適度に変えながら取ってもらうといったやり方です。漢方をやる前は、鍼を使っていたらしく、一日病院には100人を超える人が来ていたといいます。
お腹が変化していくと、鬱であれ、痛みであれ、ガンもどき{がんとはいっていません}であれ症状は緩解していく! と今までの、臨床より断言していました。私も、鍼灸師で鍼灸もやっていますのでひとつひとつの病、患者、お腹と向き合い治していくんだ! という姿勢は感動しました。

2、善玉菌を増やす

また、お酒や酸化した食べ物、揚げ物などを避けることも必要です。食品添加物なども
避けるべきです。一番は、「抗生物質」により病で弱っているときに善玉菌をさらに殺し
体が回復できない体に今の人はなっているといいます。

漢方は現在の医療制度では、点数がつけられないため、売り上げにはあまりならないそうです。人そのものをみていく医療の為、腹診をしっかりできる医師、鍼灸師がもっといる 社会がいいと先生は言います。
私も、鍼灸の学生時代、卒業後はがんばって脈診や腹診の勉強会にもいきましたがもう一歩そこを治療の中心でやるまではなりませんでした。オステオパシーに出会ったのも一つの理由ではあります。

久しぶりに、刺激を受け、「お腹を見る」ことを最近はしっかりやっています。オステオパシーが以前よりも経験をつんでいることもあり、緩むためにはどこからアプローチすべきかうまくなっています。

田中先生より学ぶ機会が何度かありそうなため診断方法や治療もですが、心構えといったものもしっかり学んでいこうと思います。 東洋医学とオステオパシーはお腹の見方は全く違いますが、両方の視点から見てどのお腹の緊張が体、全体の緊張を起こしている といったことは、オステオパシーの学びもあり伝えられます。
最近はそういった経緯で、腹診をまず行っています。