2019年12月18日水曜日

末期膵臓癌の方の炎症値の軽減:オステオパシーというサポート2:長崎

炎症{CRP}の変化

前回の膵臓癌の方の炎症値が下がったとの報告を受けました。
血液中のたんぱく質の値が上がるかどうかで、炎症値をみる基準がCRPになります。
もうひとつ白血球の値をあわせ今体が、感染とどう戦っているか把握できます。


  • CRP 0.4mg/dl以下 正常
  • CRP 0〜2 ウイルス感染症の疑い
  • CRP 2〜5 ウイルス感染 細菌感染症
  • CRP 5以上 細菌感染症  CRP 10以上 抗生剤点滴が必要なことが多い。
初回は上記のCRP2.66でウイルス感染、細菌感染症の値でした。
今回、血液検査をしたところ CRPは1.5と ウイルス感染症の疑い。
というレベルまで下がることができていました。

腹部の触診で、異常な緊張があったのがかなり軽減されて熱いような緊張があったのを感じていたのが、最近は減ってきていましたが、数値としても確認でき良かったです。

鍼灸治療も、本人の希望もあり併用して行っていますが現在は、肝臓の腫れを下げるべくおこなっています。


全体性というバランス

「腰の痛みはほぼ痛くなくなった」と、最初に比べるとびっくりするようなことを今日はおっしゃっておりいい経過です。
身体のゆがみは、右の仙腸関節、肝臓、右足背動脈と右寄りに偏っています。 硬さも柔らかく、リンパの流れも順調に起きている感触です。
全体性が出てくる治療を行うと、細胞レベルでエネルギーが内より出てきます。
ある程度バランスをとっていくと、メカニカルな治療はより細かいレベルでやると効果がでる気がするのですが、やはり手足の細かい関節のバランスを取り、交感神経の興奮を抑えるのはとても効果的です。


オステオパシーというサポート

病院では必要なチェックを行い 早期であれば手術、抗がん剤、放射線治療を行い、体自体の免疫力を高めていくのをオステオパシーで行うという選択は有効と思います。

オステオパシーでは体のバランス、血液、リンパ、呼吸循環を良くできます。元気な状態であれば、手術や抗がん剤にも耐え予後もうまくいくと最近は思えます。
もちろん、転移が進み手術や、抗がん剤という手段が使えない方には、特にオステオパシーという選択肢を知ってもらえたらなと思います。

2019年12月11日水曜日

膵臓癌末期の方の症例:オステオパシーというサポート:長崎

膵臓癌の治療の機会

今回、膵臓癌で末期と病院よりつげられた身内の治療を行う機会がありました。
以前より治療を行う機会があったものの、きずいた状態ではすでに肺、リンパと転移され
病院を最初受診したときは余命は数か月といわれたのが、、2度目の受信では余命1か月余りといわれたそうです。

もう、抗がん剤も投与できないといわれ、体力もかなり弱りぎりぎり歩けるほどの状態でした。顔色も悪く、腹部は触れるだけで痛みが出ていました。食欲はほとんどなく、この3か月ほどで10キロやせたそうです。
身体のバランスを見ると、肝臓、腎臓の腫れが強く、右の足背動脈、右総頚動脈の動きが特に悪くリンパの流れが滞っていました。腰も、仙腸関節や骨盤自体ががちがちに固まり
歩行が困難です。 呼吸も浅く、頭蓋仙骨の動きもあまり感じられず治癒力がかなり落ちた状態です。

治療の経過とオステオパシーでできること

治療院までご家族に連れられて順調に歩いてこれる状態に3回目にはなり、顔色もパッと見た時で違ってきました。腹部の緊張はまだ強く、触れられない状態です。
肝臓の腫れがやはり強いです。肝臓の緊張があるうちは、どうも体全体の炎症が抜けないようです。肝臓の治療を毎回行います。

治療を重ねるにつれだんだん、肝臓表面自体の緊張から奥の組織の弛緩が感じられ、肝臓、脾臓、胃、膵臓といった関連する臓器と動きがまとまって出てくるようになっています。 腹部臓器全体の動きが、でてきたと同じ時期、7,8回目ほどでしょうか、腹部を触ってもあまり痛みが出なくなっていました。
食欲も出てきて、本人の自覚としても膝、腰の痛みはかなり違うとの感想もいただけました。10回目ほどには体重も2キロ増え戻ってきています。食欲も出てきて、お寿司、和食、中華と以前食べれていたものがまた食べれるようになっており生活自体が楽になってきているそうです。

病院で、あとひと月と言われその後、ご家族はとても大変で、治療院に連れてくるのも
大変だったと思います。ですが、特に娘さんの協力が大きく、もうすぐ病院で言われた1か月は過ぎようとしています。

今回私自身もすごく学ばせてもらい、了承を得てブログに乗せてもらっています。
今回は、特にご家族がオステオパシーをうけて体調がよくなった体験もあるため、試し治療することができました。私自身、今年までの学びがいろいろとあったお陰で効果が出ていると思います。
身体の軸、歪み、病変をもとにバランスをとっていくメカニカルなオステオパシー
だけでなく、その人の健全、全体のバランスが取れている身体、健康な呼吸といった治癒力、バイオダイナミクスオステオパシーの勉強は、今回のようなケースには特に役に立ったと思います。


西洋医学と違うサポートとしての選択

西洋医学でこれ以上は、治療ができないといわれている状態でも、身体自身の本来のリズム、内からの治癒力がでてくる状態にオステオパシーでもっていくと身体は健康な状態へと導いてくれるようです。
病名にかかわらず治療をオステオパシーはおこなうという意味が今回は体験としてわかりました。






2019年11月25日月曜日

短期間に血糖値が減少した患者様:オステオパシーによる症例

糖尿病の治療

最近、何人か糖尿病の患者様をみる機会があり、とても興味深かった為書かせていただきます。

腰椎、仙骨が癒着のように固まり、肝臓、膵臓、胆のう、脾臓、胃とそれぞれの動きがあるべきところがすべて固まったような動きがない状態でした。リンパも特に腹部リンパの流れがなく、左の鎖骨下のリンパの動きのなさも強かったです。

いろいろな癒着の問題

なかなか、手ごわそうな内臓、背骨の硬さだなあという第一印象でした。治療をすすめ一番大きな問題を探すため、触診し調べている段階で するっとと癒着が取れていき内臓の腫れも減ったような感触がありました。
腰部の痛みもあったため、特に強い腹部の痛みが取れる姿勢で筋肉、リンパ、Flowが出てくるのを確認し、後頭部もがちがちだったため首からのバランスもとりました。

2回目来院時は、病院でのチェックで血糖値がかなり下がり、看護師さん、医師も驚かれていたそうです。この方は、運動や食事にも気を使っており、気持ちもよくなるぞ!という気持ちで前向きさにあふれ治る条件が整っていたんでしょう。

後押し

後押しができて、とてもうれしく思いました。
いろいろ頑張っているけれどもう一押しなにがが足りないという方にも、オステオパシーは有効と思います。

この方もこれからさらに症状のみでなく、全体の安定化をはかるよう治療を進めていきます。
一度だけでは、やはり一時的な効果ですので特に、内臓のバランスや癒着した関節の問題は数回に続け治療すると効果の出方が違うと思います。





2019年11月11日月曜日

憑依されて不調 という患者様:オステオパシーによる症例

修行時代~

以前、大阪修行時代から私がお世話になっていた島原の先生がいます。
その息子さんとは、修行先が同じでいろいろなセミナーに一緒に参加させてもらい仲良くなさせてもらっていました。
同じような、手技を習い、やっていても目の付け所が違い、勘がよく、よーく聞いてみるとおじさん先生も同じような不思議な感性を持っていたらしいです。

霊的問題

よく「霊的な問題」「邪気{東洋医学的}」「霊障」などと言われるものですが、この親子は感じて、見れて、祓えたらしいです。
すごっ・・・。 そこの治療院に勉強に行くといつも思っていました。
そこにいったり、いろいろなセミナー参加したりもあり、次第に病気の人には特有の、重い感じ、場があることが普通の私にもだんだん体感としてわかるようになってきましたが、それでどうすればいいのかは分からなかったです。
「特別な事はせず、その波長が変化するような手技をする」 とおじさん先生はいっていたような記憶があります。
私のオステオパシーのトム先生はゾーンB{液のフィールド}の治療が必要といいます。

オステオパシーによる変化

ここで、題名のお題に戻りますが、たまに「憑依されてるみたいなんです」という患者さんがいらっしゃいます。オステオパシーの治療後、体のバランス、体のフィールド、が整うと表情も変わり「あ、楽です」という事が多くなっています。
面白いことに、よその治療院?拝みやさん?というかわからないですが、「祓ってもらったんです」という方で、ただ、そのあとまた重くなってきて。。。という方もみることがありました。
そういった方は、体の歪みが取れていないのでまた、同じようなパターンに入り、本人が言うにはまた憑かれているようです。
こういった、霊的な問題、ストレス系の強い問題にもオステオパシーは対応ができると思います。身体の歪みと同時に、エネルギー的不調にも対応できるのですから。

ただ、なにかこの人あるなーという術者の感性は必要だと思います。
こんなブログを書きながら、久々に島原の先生たちに会いに行きたいなあと最近思っています。



2019年10月2日水曜日

歪みを取りリンパを流す:オステオパシーのテクニック

9月に入りようやく涼しくなってきましたね。
台風などで、九州地区はいろいろな災害の被害にあっている地域もありますが私の地域はなんとか大丈夫です。駐車場の看板がぐにゃっと曲がっていたり、水辺の森公園の木が抜けていたりとびっくりする被害はあったようです。

東京に、治療会に久々に先日行ってきました。
第2子誕生後なかなか、最近はいけていませんでしたが、東京の患者さんのお顔を見れ嬉しかったです。開業時代から、長崎に帰ってきてもう6年になりますがこうやって縁がつながっていくのは嬉しいです。

内臓の治療とリンパテクニック

最近、私の中ではまって練習しているのが「内臓の動きを出すこと」以前、学んだバラル先生の内臓の治療。と、リンパテクニックです。
オステオパシーのテクニックは、全ては「バランスポイント」という、身体の組織の動きが止まり、静止するポイントからいろいろな治療を行います。 可動域が悪い肩や、腰なども組織が弛緩するこのポイントに綺麗に入ると、可動域がぐっと上がります。
そして、最近また意識している 「歪みを取りつつリンパを流す」ということは、治っていく上では大切でここがうまく流れるのを確認すると、風邪から、膝の腫れも、外傷の後も其の後の治りがかなりいいです。 自信をもって、「これで大丈夫ですよ!」 といえることが、多くなってきました。

出産後の骨盤矯正

出産後の骨盤矯正なども、「骨盤周りの靭帯、骨盤底筋とともにリンパの流れをしっかりだす」とさらに効果があります。最近、出産後のご相談も良くいただくので身体の内側からの流れを出しつつ
歪みを取っていきたい方は、ご相談ください。

2019年9月4日水曜日

腸をつよくすると病にはならない:東洋医学からみた身体

https://www.amazon.co.jp/%E6%9D%B1%E6%B4%8B%E5%8C%BB%E5%AD%A6%E8%80%83%E6%A0%B9%E8%AB%96%E2%80%95%E5%B0%8F%E8%85%B8%E3%81%AF%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%A0%E3%81%AE%E6%A0%B9%E3%81%A3%E3%81%93%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B%E3%80%82-%E7%94%B0%E4%B8%AD%E4%BF%9D%E9%83%8E/dp/488851027X/ref=pd_lpo_sbs_14_t_0?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=GB4T56F1DWQDCE7Y2HD2

田中保朗先生のセミナー

長崎出身の田中保朗先生のセミナーに参加してきました。本を多数出版しており、一時期はテレビによく出ていた漢方の先生です。
鍼灸の同業者の企画で参加してみたのですが、本当に体を病より治すことに情熱的だということがひしひしと伝わってきました。

治るために必要なことは

腸内環境を整える

1、東洋医学で整える

これに対し先生は、漢方が症状に対しすぐに対処できる医療であるといいます。
特に腹診は日本で発達した漢方、鍼灸のやり方ですがこの「腹診」を用い、どういった漢方が当てはまるのか調べていきます。
一種類のみ飲み続けるといったことはせず、体の変化に応じ量を適度に変えながら取ってもらうといったやり方です。漢方をやる前は、鍼を使っていたらしく、一日病院には100人を超える人が来ていたといいます。
お腹が変化していくと、鬱であれ、痛みであれ、ガンもどき{がんとはいっていません}であれ症状は緩解していく! と今までの、臨床より断言していました。私も、鍼灸師で鍼灸もやっていますのでひとつひとつの病、患者、お腹と向き合い治していくんだ! という姿勢は感動しました。

2、善玉菌を増やす

また、お酒や酸化した食べ物、揚げ物などを避けることも必要です。食品添加物なども
避けるべきです。一番は、「抗生物質」により病で弱っているときに善玉菌をさらに殺し
体が回復できない体に今の人はなっているといいます。

漢方は現在の医療制度では、点数がつけられないため、売り上げにはあまりならないそうです。人そのものをみていく医療の為、腹診をしっかりできる医師、鍼灸師がもっといる 社会がいいと先生は言います。
私も、鍼灸の学生時代、卒業後はがんばって脈診や腹診の勉強会にもいきましたがもう一歩そこを治療の中心でやるまではなりませんでした。オステオパシーに出会ったのも一つの理由ではあります。

久しぶりに、刺激を受け、「お腹を見る」ことを最近はしっかりやっています。オステオパシーが以前よりも経験をつんでいることもあり、緩むためにはどこからアプローチすべきかうまくなっています。

田中先生より学ぶ機会が何度かありそうなため診断方法や治療もですが、心構えといったものもしっかり学んでいこうと思います。 東洋医学とオステオパシーはお腹の見方は全く違いますが、両方の視点から見てどのお腹の緊張が体、全体の緊張を起こしている といったことは、オステオパシーの学びもあり伝えられます。
最近はそういった経緯で、腹診をまず行っています。





 



2019年7月17日水曜日

ようやく「バイオダイナミクス・オステオパシー8」です:オステオパシーのセミナー

だいぶ暑くなってきましたね。海の日は、私は地元の五島の福江島へ遊びに行ってきました。東京からの友人も連れて行ったのですが、綺麗な海の色に感動していました。

バイオダイナミクス8受講

先日、7月前半にトムシェイバーのバイオダイナミクス8を受けてきました。フェーズ9まであるコースで、なかなか長い道のりでした。そのうち同じグループの仲間の何人かは、アメリカの創始者のもとへさらに学びに行くメンバーもいました。
それだけ魅力的な治療法で人の病を、根本から変えていく治療と感じています。フェーズがあがってくると、今までの内容がしっかりしていないとだんだんついていくことがきつくなってきます。
私自身も、自分の中で未消化なところをもう一度自分のものとする勉強にここ2年ほどは力を注ぎました。いつのころからか、練習会などもできてきたのでそれも学んでいく上ではかなり助けになりました。
フェーズがあがっていっても、「オステオパシー」の中の一部のバイオダイナミクスな為、トム先生からは「オステオパシー」の基礎から、トム先生が学んだ古い先生たちの見方をつづけて教わります。
テクニックを超えた、原理や法則、人体、自然、宇宙の叡智といったこともどんどん教わります。人って本当に完ぺきにデザインされていて、そのリズムに従うように生きていくと楽に楽しく生きれるな と今回はさらに深く感じました。 

オステオパシーは基本的に、症状にかかわらず体をみていきます。
創始者は「患者の中の自然に治療させなさい」といいました。それを、段階を経てこのコースでは学んでいきます。学んだ当初に比べると短時間で、歪みや筋、内臓、背骨、頭蓋などの緊張が変わっていきます。 

子供の治療

最近きずいたですが、子供の治療も知らないうちにやりやすくなっていました。子供や、赤ちゃんの方が「健全・完全」に近いため私たち施術者が、我が強かったりするとだめで、ニュートラルでないと治療自体をさせてもらえません。
子供赤ちゃん、妊婦さんにも、より結果の出る治療を最近はでき、私も治療が必要な場所、層がすぐにわかるようになっています。4,5年前と比べるとだいぶ進歩した気がします。

長崎での施術者

長崎に、この治療の施術者{プラクティショナー}は私以外に島原に 私の先輩が一人やっている以外はまだいません。

{島原の先輩はバイオダイナミクス以外にもいろいろやっており腕があるのでおススメです、気になる方はメールでお聞きくださいませ。また、東京、関西には知り合いがやっているのでお教えできます。}

九州全体を見てもコースを修了している方は今のところいないこの治療法。 
私も、過程終了まであと1年必要ですが、体がよくなるためにいろいろな可能性を提供できると思います。そして、施術後も続くふわふわーっとした解放感、ゆるゆるとなる身体はなにより気持ちいいです☆
子供赤ちゃんからいろんな層の人に、またいろいろな病で苦しんでいる人に受けてほしいと最近思います。 






 



2019年5月25日土曜日

オステオパシーで治療できる範囲と可能性

オステオパシーで治療できる範囲と可能性

今回は、オステオパシーで治療できる範囲と可能性を書きたいと思います。
そもそも、オステオパシーの認知度が低いので普通にはとっかかりがないとあまり興味を持てません。

カークスビルというアメリカの大学がありますが、そこのやり方をベースに説明します。
治療時に5つの目標があります。
1、姿勢ーバイオメカニカルモデル {身体の歪み}
2、神経系、自律神経モデル・・・交感神経、副交感神経系、リンパ系のバランス
3、呼吸、循環モデル ・・・ リンパの循環、横隔膜 
4、生体エネルギー・代謝モデル・・・エネルギー産生
5、生体心理社会的モデル・・・精神、感情、スピリチャルな心理的{社会的}環境とのかかわりの中での統一性

つまり、オステオパシーとは「体の整復方法」という側面もありますが、それ以上に「いろいろなものとの関わりの中での身体の変化と適応性をみる」といった観察眼を非常に必要とする治療方法でもあります。
整体や、鍼灸もある一面では秀でていることもあるのですが、総合的にはオステオパシーの見方で治療をやっていくと身体がよくなる道筋を示してくれます。

なかなか、長崎にいることもあり子供も小さいので以前のようにセミナーに参加することは
少なくなりましたが、最近は治療の軸もできてきて本などでもいろいろな情報を検証できるようなりました。最近は良書がいろいろと出ているのでありがたいです☆彡
 
オステオパシーは症状にとらわれず、身体をみていきますのであまり病名を気にしません。西洋医学的処置、お薬を併用したがいいケースもありますし、オステオパシーのみで回復が早いケースもあります。 なんでもお気軽に尋ねてください。

森田鍼灸整骨院 森田健一





 



2019年4月18日木曜日

ホメオパシーとオステオパシー

先月は1月ほど、妻がオーストラリアへ里帰りしているため私はいつもより時間ができています。仕事から帰ると、読んでいないオステオパシーの本を読んだり、資料をまとめたり
、筋トレしてみたりと普段できていないことをやっています。

ホメオパシーとオステオパシー

さて、その中で最近の勉強に一つにいつも興味がありながらあまりはまって勉強できなかったこと「ホメオパシー」のことを勉強しています。以前からやっているフィシオエナジェティック{キネシオロジー}でもホメオパシーは使うのですが、対症療法的な使用法でしか私は正直使えていませんでした。 自分の反応は、筋反射でわかるので正しいかどうかはわかります。

インナーチャイルド

ただ、ホメオパシー自体の考えが分かっていないと,,使いこなすのは難しいですね。
偶然、患者さんにホメオパシーを学んでいる方がおりその方を先生にお話を聞いたりしているのですが、びっくりするほど奥が深いです。
症状と、「心理状態、インナーチャイルドの関係」が私的には目からうろこでした。
すべての症状の裏に、「傷ついた自身の子供のころの感情がある」。
{オステオパシーでも、創始者のジムジェラス先生の話にはよくインナーチャイルドが出てくるそうです。DSに入る前の、meeting placeなどはそれですかね。}

すごくシンプルなんですが、なるほど。。。と考えさせるものがありました。
自分の思い込みや、信念などがとかれていかないと難しい患者さんは良くならないとは普段から思っていたので、、関節一つ、膜でのリリースであっても その人自身丸ごとをみていくことが大切と改めてきずかされました。
私自身で、最近はホメオパシーを日々使っていますが、、効くときはパット 身体の状態が変わります。ほんと不思議。 

現物質が入っているわけではないのに、きくのは不思議な世界だけど、古今東西にある伝統医療に共通する知恵なんでしょうね。
もし、ホメオパシーを試してみたい方がいらしたらおすすめのホメオパスをご紹介しますのでお尋ねください。

 



2019年2月25日月曜日

捻挫のあとの治療の即効性:オステオパシーによる症例

春めいてきた最近ですね。3月は、東京治療会も久々に行います。
もうほぼ、治療枠は埋まっていますが日曜の午前だけ一つ空きがあります。
もしよかったらいかがですか?

捻挫の症例

さて、今回は症例の報告です。
患者は中学1年生女性です。学校で持久走で転び捻挫をしたそうです。
当院に来られた時はびっこをひき、見るからに足をつけてなくいたそうでした。
学校からは松葉杖を使ってみては?と勧められたようですが、恥ずかしいからと使用しなかったそうです。

久々の捻挫の患者でしたが、以前よりもかなりスムーズに治療はサクサク進みました。
痛みで固まっていた身体も、体にたまっていた「外力{痛めたとき、その姿勢によっては
力が抜けていかず体の中にたまることがあります}」を開放していくたびに呼吸が深まり楽になっていくのが私にも感じられました。
もともとこの患者さんは、体が硬く股関節も開きずらいそうです。おそらく、捻挫前より
体の芯の軸はあまり柔軟性がない状態で、捻挫しやすい状態だったと思われます。
身体の最深部にある硬膜系は動きがなく、足関節は外側の靭帯が緩み、膝の軸も崩れていました。{腓骨という外側の骨が下がり、膝自体のバランスが取れなくなっている状態}。足根骨という足の根っこのほうからバランスをとっていきました。
構造的問題は、体の下のほうからバランスをとったがいいという法則がオステオパシーにはありますが、今回はそのケースのようです。


外力の体への影響

「外力」自体単独では体のみのゆがみとして残ることはまれで、その時に体で感じたストレス、恐怖心など感情的な問題からの歪みも含めて、神経、血管、リンパの流れのバランスをとる必要があります。
奥が深い話ですが、体っていろんなものがからみあってバランスをとっています。

内臓、脊柱の緊張もバランスをとっていくと、ほぼ体の流れをじゃまするものが見えなくなり治療終了しました。動画を今回は取ったので、近いうちにホームページに乗せたいと思います。 結果として、治療あとは足をつけてたてるようになり{まだびっこを引いています。}、翌日はほぼ普通どうり歩行可能となっていました。

「うん、オステオパシーは素晴らしい。。。」 改めて思いました。その日はいいビールが飲めました。

最近は、学生で治療を希望される方も増えてきています。体の最深部のバランスが取れていないといくらストレッチや筋トレをしても効果は薄くなります。学割もありますので、興味がある方はオステオパシー試してみてください。




2019年2月6日水曜日

出産後のトラブルと対策☆彡 :オステオパシーによる出産サポート







誕生後早いもので、1か月半がたとうとしています。あまりにも怒涛のように今年はすぎようやくブログに手が付けられます。遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。

赤ちゃんの治療

さて、太陽君が生まれ毎週何かとトラブルはあります。
小児湿疹がちょっとあったため、ちょこちょこ治療していました。まだ、写真はbefore afterで比べられる写真がないのでまだ載せませんがかなり劇的に変わりました。
やったことは、腸と第4脳室の治療がメインです。脳室は脳脊髄液を作ったり流したりするところなので皮膚疾患ではオステオパシーではよく治療するところです。
そして、足の骨間膜が硬く下肢への腰からのラインが伸びていなかったのでそこを治療しました。
去年は半年ほど、京都のオステオパシーの達人の元へ勉強しにいったため、いろいろな治療の引き出しと、臨床への応用が増えた年になりました。その先生は、難病から腰痛、不妊治療と本当に何かしらの結果をだせる先生でびっくりしました。。

赤ちゃんは私達大人より、「完璧な健康体」{オステオパシーでは「健全」といいます}に近い存在です。ですので、私達治療家側が不完全な触れ方や、雑な場、考えをもっていると治療をさせてもらえません。
純度がより高い存在には、純度が低い存在からは癒しを与えることはできません。
今までは、なかなかコアな真の原因のところまで治療に入ることができていなかったようです。いつもその時のベストをやっているのですが、今は子供、赤ちゃんに対しとてもいい施術を与えることができているような気がします。

小腸と第4脳室

太陽君の治療ですが、数回、小腸と第4脳室の同じ治療をやった後、小腸から胃へと場所が変わりました。どうも、横隔膜のうえへと胃が上がり吐きやすく、熱も上に上がりやすくなっていたようです。この反応がとれてきた後は、あまり治療をしていないのですが皮膚が安定してきました。満足がいく結果がわが子に出せて嬉しかったです。

最近、偶然か当院ではお子さんの治療と、妊婦さんの治療が増えてきています。今ではばっちり、傾向と対策も立てれているので、いつ来られても大丈夫です☆彡